今日は一緒にトレーニングをしてみよう。妄想と現実を切り分ける練習だ。これをやることで私のような思い込みで悩んでいる人達が少しは楽になるだろう。
例として、「普段は親切な人だし親しいんだけど最近はちょっとそっけないというか距離感を感じる知人」を想像してほしい。こういう人に対して「今日は疲れてるのかな?」と思う人もいれば、「嫌われているのかな?」と思う人もいるだろう。勿論気にしない人もいっぱいいるかもしれない。そこで早速現実と妄想を切り分けてみよう。
まず間違いなく現実なのは「親しい人」のみである。「最近そっけない」「距離を感じる」はまだ現実とは断定できない。自分が疲れていてそう見えるだけかもしれないし、そっけなかったり距離をとっているのは自分という可能性も考えられる。「距離を感じる」から「嫌われている?」とかあれこれ考え出すのは完全に妄想である。
妄想をしてはいけない訳ではないが、根拠のない妄想を膨らませ過ぎると気疲れをしてしまうし、妄想による色眼鏡がかかった状態で相手を見てしまい要らぬ心配やトラブルに繋がってしまう。そこで妄想と現実の切り分けだ。今回なら「そっけない」とか「距離を感じる」はあくまで妄想に過ぎない、と一旦切り分け、それまでずっと親しかったことなどを「現実」だと整理する。その後どうするかは貴方次第だ。あくまで妄想だから気にしても仕方がない、と気にしないことにするも良し。親しいんだし実際どうなのか本人に確かめに行くも良し。切り分け作業をすることで落ち着いた行動が出来るのだ。
次の例に行ってみよう。「前は親しかったがもうしばらく連絡を取っていない知人にまた連絡をしたくなったが、いい返事が来なかったり、そもそも無視されそうで怖い」のパターンである。
さっきの例をクリアした貴方ならもうわかるだろう。この場合は「前は親しかった」「今は連絡を取っていない」「悩めると言うことは連絡先は残っている」が現実で、「いい返事が来ないかもしれない」「無視されるかもしれない」が妄想である。
私のように思い込み過ぎるタイプはここで「何か嫌われることをしたから連絡が途絶えた」とか「連絡することで相手が不快な思いをしたらどうしよう」とか考えてしまいがちだが、これも勿論妄想である。そうと分かったらこれらの現実と妄想を切り分ける。後は思い切ってまた連絡するなり、やっぱり面倒だから辞めるなり自分の好きにしたらいいのだ。
いかがだっただろうか?妄想と現実を混同し余計なことで悩むタイプは世の中に結構いると思う。こういうタイプは他人の気持ちや自分が傷つかないかを考え過ぎてしまい、過度にエネルギーを使い過ぎた末、ネガティブな妄想に押しつぶされてダメになってしまいがちなのである。しかし悩み混んで立ち止まってしまっては不毛である。勿論嫌な予感が的中する可能性もあるが、わからない内からなにもしなければ可能性もクソもない。これを読んでいる悩める貴方も、是非人間関係で困ったら「切り分け」を試してみてほしい。
最後に一言アドバイスをするが、「貴方は意外と嫌われていない。」
無責任なことは言えないが、大体こういう思い込みの激しいタイプは人に嫌われないかどうか過度に気にするきらいがある為、もうこう思ってしまった方が楽である。嫌われるのだって才能なのだ。
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